成道会の歴史と道統

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成道会の歴史

 成道会の成川創師は、拳栄会狛江支部の最初の弟子として、昭和43年に恩師・綾瀬貞男先生の道場の門をたたき、空手道の鍛錬を重ねていました。
 当時の拳栄会狛江支部は喜多見の国本女子学園の体育館を借用して稽古しており、本部道場を大田区六郷、支部を横浜・狛江・スペインに持つ会派で、正式には日本空手道玄制流拳栄会と称していました。昭和57年3月綾瀬先生が不慮の事故で他界され、恩師亡き後の成川創師は、指導者である以上自らの修行を怠ることは許されないと、寝る間を惜しんで空手道の技術研鑽に励み、ますます空手道の奥の深さに魅せられていきました。しかし、大黒柱を失った拳栄会はまとまりを欠き、やがて組織運営も困難となり、やむなく拳栄会狛江支部は閉鎖されました。
 昭和58年(1983年)4月、玄制流空手道普及の道を決意した成川創師は新たに「成道会」を創立しました。
 創立当初は小さな会だった成道会も、国内では東京都狛江市と世田谷区を中心に、支部を府中市、中央区日本橋、神奈川県平塚市に開設するに至り、海外にはスペイン、コートジボワール、スリランカ、アメリカ、スイスにも支部を開きました。
 そして、平成25年(2013年)に創立30周年を迎えるまでになりました。このような展開の中で、駒場留学生会館と祖師谷留学生会館で各国の留学生に空手道を教えたことは、成川創師が世界に日本の空手道を発信する大きな足掛かりとなり、現在も国内外に玄制流空手道を発信し、成長を続けている原動力となっています。
 成道会は絶えず空手道の意義を考え、「道」を求め続け、指導についても自らを律し、その責任の重大さを痛感しながら、成川創師の意思を引き継ぎ指導にあたってきました。
 将来に向かって大きく流動している空手界の中で、成道会の歴史は浅く、組織は決して大きくないものの、一歩一歩を積み上げ、一人一人が研究し、努力し、練磨することで、日本の文化遺産である伝統的な空手道を国内外に伝えていくことが出来ると信じています。伝統を受け継ぎ、一人一人の真剣な精進の積み重ねと、前に向かって進む精神があってこそ、「玄制流成道会」の未来が開けるものと信じています。


成道会の道統

国際空手道連盟 玄制流 成道会 道統図

加盟団体

全日本空手道連盟

東京都空手道連盟

狛江市空手道連盟

団体受賞歴

平成18年 財団法人東京都体育協会 生涯スポーツ優良団体

受賞時1受賞時2